当敷地は国道に面する箇所の間口が狭く長かったことから、わかりやすく利用しやすいようにするため施設の顔である見送りポーチ部分の正面ファサードをそれに面させるように配置計画を行った。また見送りポーチは二層吹抜けの大空間とし、タイルとガラスカーテンウォールを使用し、モダンでスタイリッシュな明るい空間とすることで存在感が増すよう配慮している。当施設は２式場を有する葬儀場で各式場を別フロアとし、各フロアごとに関連屋内施設をまとめることで、利用者のプライベートに重きを置いている。内部においては落ち着きのある安らぐ空間となるよう、木目やタイルを用い空間を演出している。